必須アミノ酸で肌トラブル対策

肌トラブルはどうして起こる？

ニキビや肌荒れ、乾燥肌や小ジワ、たるみやほうれい線といった肌悩みは、実はそのほとんどが肌のバリア機能の低下によって引き起こされています。肌のバリア機能とは、体内から水分が蒸散するのを防ぎ、異物の侵入や攻撃から体を守るという、肌本来の持つ仕組みと働きのことを指しますが、これが低下すると肌のターンオーバーが正常に行われず、様々な肌トラブルを起こしやすい状態となってしまうのです。

肌のバリア機能は、加齢、アトピー性皮膚炎などの体質、エアコンによる乾燥や急激な湿度変化、紫外線などの影響で、角質層の水分量が減少すると低下してしまいます。肌のバリア機能を正常に保つためには、角質層の水分量を適量に保つ必要があるというわけです。

角質層は、角質細胞とその間を埋める細胞間脂質から構成されていますが、細胞間脂質の主成分が「セラミド」であることから、「セラミドを積極的に補給しよう」と考える方は少なくありません。しかし、角質層の水分量を保つためにもっとも大切な役割を果たしているのは、角質細胞の中にある天然保湿因子です。

天然保湿因子は、水分子と結合する力が非常に強く、高い水分保持機能を備えています。この天然保湿因子の主成分こそが「アミノ酸」なのです。

美容成分「コラーゲン」もアミノ酸

肌の保湿機能を保つために重要な成分のひとつに「コラーゲン」が挙げられます。コラーゲンの保水機能が正常に働かなくなると、肌は常に内部の水分を蒸散させているため、水分はどんどん蒸発し、肌表面の抵抗力が低下して、代謝が乱れ、肌のハリが失われることなどにつながります。

コラーゲンは加齢だけではなく、紫外線の刺激やストレスの影響、喫煙、睡眠不足、食生活の乱れなどによっても減少してしまいます。また、コラーゲンのもととなる栄養素「アミノ酸」が不足することで、コラーゲンが生成されにくくなったり、生成されたコラーゲンの質が悪くなり、十分な保湿力を発揮できないということも起こります。質の良いコラーゲンをたっぷりと生み出すためには、そのもとになる栄養素アミノ酸はもちろんのこと、加えてコラーゲンの生成を促進させる効果のあるサポート栄養素も取り入れることができれば言うことなしです。

サポート栄養素として、「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」などの保湿成分を作り出す役割を担う「線維芽細胞」という細胞の働きを活発にさせる作用を持つ成分と言えば、やはり「プラセンタ」です。プラセンタには、コラーゲンのもとになる豊富なアミノ酸だけでなく、成長因子といって、線維芽細胞の働きを活性化させる成分も含まれているため、肌本来の持つ保水機能を、素材と生成の両方面から支えてくれる、いわば肌トラブルの万能薬と言うことができるでしょう。

プラセンタサプリはアミノ酸の含有量で選ぼう

プラセンタはクリニックの注射や点滴でも補給することができますが、コストを考えるとサプリメントでの摂取がおすすめです。ただし、同じプラセンタサプリでも、製造・加工の工程でアミノ酸がごっそり削り取られてしまっている場合がありますので注意が必要です。

豚プラセンタは原料である胎盤の母体がワクチン投与などをしていた場合、その薬剤を取り除く工程で栄養素も一緒に取り除かれてしまうと言われており、反対にこの工程が必要なく、さらに成分を壊さない工夫が凝らされた製造方法などを採用しているプラセンタの場合、アミノ酸含有量は桁違いに多くなるなど、品質にはかなりバラツキがあります。

たとえば、ステラマリアというプラセンタサプリメントは、生まれた時から無菌状態で飼育された、北海道のSPF基準農場の豚から採集された胎盤のみを原料として採用しているため、薬剤残留の心配がなく、原料を傷付けてしまう製造工程を踏まないため、プラセンタの純度はかなり高くなっています。この他にも、組織を傷付けない「長時間低温加熱方式」を用い粉末に加工するなどし、とことん高純度・高品質にこだわった結果、一般的に「豚より高いアミノ酸含有率」と言われる馬プラセンタを超える必須アミノ酸の含有量を実現した、驚きの豚プラセンタを生み出しました。

美肌のためにプラセンタサプリを取り入れようとお考えの方は、アミノ酸の含有率に着目し、単純に「馬だから高い」「豚だから低い」と決めつけるのではなく、原料や製造にこだわればいくらでも質が向上するということを理解しておきましょう。