プラセンタに副作用はあるの？

プラセンタの副作用で太るって本当？

プラセンタには脂肪燃焼効果が期待できるアミノ酸が豊富に含まれていることから、そのダイエット効果にも注目が集まっていますよね。一方で「プラセンタを摂って太ってしまった」という声も意外と多く聞かれます。これはどういうことなのでしょうか。

プラセンタに含まれる成長因子には、細胞を活発に働かせ、代謝機能を向上させる機能が備わっています。代謝が良くなるということは、吸収・消化・排泄といった身体の働きが活発になること。つまり、消費エネルギーが増え、食事からエネルギーを補うために「食欲が増す」というケースが考えられます。特に体が敏感に変化を感じやすいという人は、食欲が湧いてついつい食べ過ぎてしまうというようなことがあるかも知れません。つまり、体重増加はプラセンタの副作用によるというよりも、「食べ過ぎ」によって引き起こされている可能性が高いというわけです。

また、プラセンタには筋肉量の増加を促進させるアミノ酸、筋肉のもとになるたんぱく質などが豊富に含まれています。筋肉量が増加すると体重も増えるため、これを「太った」と考える人も少なくないようです。

太らないためにできること

プラセンタサプリを摂取する時は、普段以上に食べ過ぎには気を付け、軽い運動なども取り入れるようにしましょう。また「体重」だけにとらわれず、体脂肪率や骨格筋率など、身体全体のバランスや見た目を重視して無理のないダイエットを心がけましょう。

プラセンタの副作用でニキビができるって本当？

プラセンタに含まれる成長因子には、様々なホルモンの分泌バランスを整えようとする働きが備わっています。中でも「女性ホルモン」「男性ホルモン」と呼ばれる「性ホルモン」のバランスが整うことは、身体中のあらゆる不調が解消され、不快症状などを緩和することにもつながっています。

また、性ホルモンの働きのひとつに、「皮脂の分泌を盛んにする」というものがあります。これはしっとりと艶のある美肌を保つために欠かせない作用ではありますが、もともと皮脂分泌の多い人や、皮脂が十分に分泌されている若い世代の人にとっては、毛穴詰まりやニキビの原因になってしまうということも考えられます。

ニキビをつくらないためにできること

もともとオイリー肌という人や若い世代の人がプラセンタサプリを摂取する時は、普段よりも肌を清潔に保つことを心がけ、クレンジングの前には蒸しタオルを使って毛穴を開いておくなど、スキンケアにも工夫を取り入れるようにしましょう。

プラセンタの副作用で月経が重くなるって本当？

月経はエストロゲンとプロゲステロンというふたつの女性ホルモンの分泌をコントロールすることで起こります。前述したように、プラセンタにはこの女性ホルモンのバランスを整えようとする働きが備わっていますから、乱れていたホルモンバランスが整うことで、「重い生理痛が緩和された」「生理不順が解消された」と感じる人は多いようです。

一方で、そもそも「ホルモン」というものは、エストロゲンとプロゲステロン以外にも、私たちの体の中に100種類以上存在していますから、プラセンタの持つ内分泌系調節作用により、身体中のホルモン分泌に何らかの変化が見られれば、その結果「月経の出血量が増えた」と感じることも、可能性としてゼロではないということです。

月経が重くなったと感じたら

あまりに量が多くつらい場合には、プラセンタの摂取量を見直してみたり、利用を一時中断するなどして様子をみましょう。大切なのは、普段から自分の身体の変化に直ぐに気が付けるよう心がけ、無理をせず早めに対処することです。

プラセンタの副作用でアレルギーになるって本当？

プラセンタに豊富に含まれるアミノ酸はたんぱく質のひとつなので、場合によっては体質に合わず食品アレルギーの症状が現れたり、また、もともと持っているアレルギー症状が悪化したりするという可能性も否定できません。

食品アレルギー原料の影響が大きいため、「豚由来のプラセンタではなかったのに、馬プラセンタを試したら症状が出た」というケースも有り得ます。

具体的な症状としては、皮膚のかゆみや発赤、発疹、発熱などが考えられると言います。

調子が良くないと感じたら

アレルギーと思われる反応が起こったら、我慢して使い続けるようなことはせず、速やかに利用するのをやめましょう。また、アレルギー体質の人は必ず原材料を確認し、事前に医師の指導を受けることをおすすめいたします。